聖者無双の感想

最近読んだマンガの中で、面白いと感じたのは「聖者無双」という作品です。
異世界転生マンガなんですけど、少し変わってるのが主人公ルシエルのジョブは治癒士という点です。
しかも転生時のlvは1、各ステータスはlv相応の平凡な数値、所持金は少しだけ、強力なマジックアイテムもスキルも無という、これどうするの?的な状態からスタートします。

この作品の面白い所は、治癒士というジョブの扱いと前世で培った社畜精神ですね。
まずこの世界では治癒士は希少で、回復魔法の対価として高額な金銭を要求します。
傷を負っても回復魔法を掛けてもらうお金がなくてそのまま死亡。
回復魔法で生き延びたのはいいが対価を支払えずに奴隷に身を落とすことに・・なんて冒険者が後を絶ちません。
こういった事情から治癒士は金の亡者と冒険者達から忌み嫌われた存在に。

ルシエルは治癒士なれど、転生当初はヒールすら使えない状況でした。
しかもlvは1と劇弱です。
鍛錬の為、冒険者ギルドを尋ねます。
結局冒険者ギルドで戦闘術を学ばせてもらう事となり、その対価として冒険者に安くヒールをするという条件でお世話になることに。
ここで存分に発揮されるのが社蓄精神です。
この世界には能力や成長率を上げてくれる「物体X」という飲み物があります。
しかしその悪臭と劇的な不味さの為、誰もが忌み嫌って飲まないようにしてます。
これをルシエルは毎日飲み干すんです。
せっかく修行つけてもらうからには、最善を尽くしたい・・と。
これには物体Xを提供してるお店の人や周囲の冒険者達もドン引き。

あんなクソ不味い物体Xを飲むって味覚おかしいんじゃないか?
あのキツイ修行を毎日してるなんてアホなのか?
治癒士なのになんで訓練してるんだ?
金欲しいなら治癒士ギルドでヒールすればいいのに・・・もしかして真性のドMか?と。

ルシエルからすると、前世より危険だからけの世界を生き抜き為に必死に修行してるだけ。
ヒール自体、そんな勿体つけるようなスキルだと知らない。
むしろlv1の頃からお世話してくれてる冒険者ギルドに恩返し出来てるなら嬉しい。
物体Xは不味いが、少しでも早く一人立ちする為に頑張る!という感じなんですけどね。
この周囲とのギャップが笑いを誘うんですよね。
ほのぼのとした雰囲気がかなり面白く、お勧め出来るマンガです。

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